はやく人間になりたい

仕事で色々あって、ここ1週間ぐらいずっと気持ちが沈んでいた(いる)。
「今の仕事、辞めような」と半ば本気で考えて、一時的な感情にまかせて家族に相談したりもした。今は少し落ち着いたが、それでもいつまた仕事辞めたいモードになるか分からない。

結局のところ、問題は自分自身にあるのだけど、その問題に対して今まで真剣に向き合ってこなかった自分に、情けないやら、俺って本当にダメだなぁと思ったりと、強く自虐の念に駆られている。仕事に向いてないとか働くことに向いてない以前に、おそらくどこか人間として根本的な部分が欠落しているのだろう。「自分はダメだ」と何度も何度も思ってしまうのは心が疲れている、などと言うが、実際問題ダメなのだから、これは事実として受け入れるしかないと思っている。

正直、ここまで"ちゃんと"弱音を吐いてることに対して自分でも少し驚いている。今回の件があるまで、一番身近である妻にすら、弱音を吐いたことは一度もなかった。また、ブログやツイッターでも、自分の弱みだったり、本当の意味でネガティブな面については、あまり発してこなかったと思う。いろんな人が目にするものなので、あまりそういうことは言わないようにしよう、という意識が働いてるのだと思うが、自分としては、「仕事やめたい」とか「死にたい」みたいにネガティブな発言を堂々としている人のほうが人間味があって良いと思っている。まぁ、本当に死んだらダメだけど。

自分の性格を今まで冷静に分析したことなどないが、人とのぶつかり合いや干渉を避けてその場しのぎの生き方をしてるとこういう性格が出来上がるんだなぁ、と、どこか他人事のようにボンヤリ思っている。おそらく、この"他人事"というのがポイントで、基本、何をするにもどこか他人事のような感じで流しているふしが自分にはあって、何事にもいまいち本気になれないというところがある。他人のことなんて、読んで字のごとくまさに他人事で、基本、人に対する興味も薄いので、本当の意味でぶつかって話せる人なんてほとんどいない。

1年前ぐらいだろうか。
家族のことで色々あって、初めて親父に対して電話で怒ったことがあった。
そのときに、親父が私に対して謝った後、「お前、初めて俺にぶつかってきたな。普通、家族ってそういうもんだぞ」と言われ、そのときに「ああ、俺って普通じゃないんだな」と改めて感じた。30年以上、親と子の関係を続けているが、声を荒げたのはこれ1度きりで、それ以外は親父の言うことを全て鵜呑みにするか、受け流していた。反抗するという感情がゼロだった。まぁ、「普通の人」なんて世の中に存在しないと思っているが、自分の感情にまかせて生きていない点においては普通ではないのだろう。
今まで自分の感情なんて二の次で、人の目だけを気にして生きてきた、と書くと大袈裟になるが、基本的に自分がどう思うかではなく、人がどう思うかを優先して生きてきた結果、こんなにも空っぽで自分に対して嘘をつく人間ができあがるんだなぁ、とあきれるやら感心するやら涙が出そうになるやらである。頭に超がつくほどの事なかれ主義の人間が、できるだけ普通の人間として見られるように普通に普通に生きようとした結果、普通じゃない人間ができあがるのだから、普通に生きるって難しいな、と思う。

思ってることはとりあえず書き出した方がいいと何かで読んだので、とりあえず書き出してみた。