GO!GO!7188のオールナイトニッポンR

昨日、フジの音楽番組で『GO!GO!7188』の過去のライブ映像が流れたらしく、『GO!GO!7188』がXでトレンド入りしていた。それを見て、「あー、GO!GO!7188オールナイトニッポン、聴いてたなぁ...」と懐かしさがこみ上げてきたので、当時のラジオの話を少し。

今から24年前。
オールナイトニッポン二部が『オールナイトニッポンR』と呼ばれていた頃の話である。
過去の記事を読んでもらうと分かるが、当時の私はTBS派で、LFの番組はほとんど聴いておらず、月曜にロンブー、木曜にナイナイのオールナイトを聴いていたぐらいだった。属していたラジオのコミュニティも主にJUNK関連だった。

そんな折、深夜の馬鹿力の常連リスナーの方が、「GO!GO!7188のラジオが面白い!」ということを伊集院コミュニティで宣伝していた。
GO!GO!7188は音楽番組で何度か見て知っていたはいたものの、当時はまだ売り出し中のミュージシャンということで、本人たち自身のことはほとんど知らなかった。曲も、かろうじて『ジェットにんぢん』と『こいのうた』を知っていたぐらいである。しかも最初は二人組だと思っていて、ターキーというドラマーのメンバーがいたことすら知らなかった。

GO!GO!7188オールナイトニッポン』は、金曜深夜で比較的聞きやすい時間帯だったということもあり、早速試しに聴いてみたのだが、これが一発でハマった。
少し天然なユウと、男まさりで飾らないアッコ、そしてリスナーのバカなネタが上手くハマり、ミュージシャンのラジオとは思えないほどお笑い色の強い番組になっていた。
あとから知ったことだが、この金曜二部の枠は、ゼペット・ストアから続く『バカ枠』と呼ばれていたそうだ。そのバカ枠の名に恥じないバカさ具合に、学生の私は心を奪われていた。ちなみに、GO!GO!7188の前は、同じくミュージシャンのいしのだなつよが担当していた。私は聴いていなかったが、周りの評判を聞くと、こちらも人気だったようだ。

そして、先述の伊集院コミュニティ内での呼びかけにより、馬鹿力リスナー界隈にGO!GO!7188のANNが急速に浸透していった。
結果、GO!GO!7188のANNのネタコーナーに「深夜の馬鹿力でしか聞いたことのないラジオネーム」の方々のネタが読まれるようになり、ネタコーナー(特に『100%ドタン場劇場』)が、TBSとニッポン放送ハガキ職人の溜まり場のような存在になっていった。実際、最終回間際の放送で、アッコが「オールナイトニッポン内でもハガキのレベルが屈指ということを言われておりましたが」というようなことを言っていたので、毎週かなりの量のハガキが届いてたと思われる。

そんなGO!GO!7188のANNだが、1年(全51回)という非常に短い期間で幕を閉じた。
最終回は、「こいのうた~ファイナルエディション」という、「こいのうた」をバックに過去のラジオ音源が流れるという、本人たちも聞かされていないディレクターからのサプライズがあり、ラジオの最終回でありがちな「これ泣かせようとしてるでしょ!」的なお約束のくだりもあった。そのお約束を回収するように、最後の最後でユウが、リスナーからの感謝のお便りを読み上げてるとき、感極まって泣いてしまった。
で、自分もそれにつられて、もらい泣きしたのを覚えている。「普段あれだけバカなこと言ってる人が泣いている」というギャップで、かなり涙腺が緩んでいたようだ。
この最終回のときのことを令和の今でも覚えてるあたり、かなり好きな番組だったんだろうな、と改めて思う。

「いつかまたラジオやってほしいな」と思いつつも結局その願いはかなわなかったが、
またGO!GO!7188みたいな女性パーソナリティーが現れてくれたらいいな、と思っている。

 

GO!GO!7188のANNのノベルティー(校章)